東京にある共創型コンサルティング会社「かたちえ」が「仕事」も「暮らし」も持続可能な形で発展的に「楽しく充実させたい」と願う人たちに向けた学びの場づくりとして続いてきた活動を「一般社団法人いろはこ」とし受け継ぎ、mindmap/マインドマップ、Udemy、経営マインドマップ、構造思考、組織学習、学習する組織、システム思考、ストレングスファインダー、フォトリーディング、トップリーダー養成塾など様々な講座・ワークショップ・セミナー情報など、クリエイティブな個人と組織を創出していく手助けになるためのブログです。

2022年8月6日(土)、弊社いろはこでは「シントピックリーディング講座」を開催しました。今回の講座は一般の方を対象に、これまでにフォトリーディングを学んだことのある会社員や個人事業主の方々が受講されました。受講生に共通しているのは、本を活用して達成したいゴールがあること。全員が集中して6時間の講座に取り組み、最後にはそれぞれ大きな成果を得ました。

8月6日開催のシントピックリーディング講座の模様は、こちらの記事でもお読みいただけます。

今回、講師を務めたラーニング・ストラテジーズ社公認フォトリーディングインストラクターでもある「いろはこ」理事の松岡克政(まつかつ)に、シントピックリーディングについて話を聞きました。

複数の本の内容を潜在意識に取り込み、自分にとって本当に必要な情報を導き出せる読書技法

 

―まず、「シントピックリーディング」とは何ですか?

シントピックリーディングとは、ひとつの目的やテーマに対して、1時間で4冊程度の複数の本を一気にフォトリーディング、もしくは紙等に書き出しする方法です。まるで複数の著者を招いて会議をするように、それぞれの本の共通点や相違点を洗い出し、自分だけの意見や結論を導き出していきます。
何かのトピックについて理解を深めたいときに使える最高の読書手法で「フォトリーディングの応用版」と言えます。

―今、なぜシントピックリーディングが有効なのですか?

VUCA時代と呼ばれる激しく世の中が変化し続ける現代では、試行錯誤して物事を進めていかなくてはなりません。そして必要なのは、正解だけではなく、時に問題自体を探すことです。しかし、それは自分の持つ経験や知識だけでは対処が難しく、外部から情報を取り込む必要があります。

その際、本は非常に良質なメディアです。というのも、ひとりの著者が1冊の本を書くのに、50冊の本を参照すると言われているからです。つまり、1冊の本には50人分の様々なノウハウや人生経験が注ぎ込まれていると言っても過言ではありません。そんな凝縮されたコンテンツから学ばない手はありませんよね。

また、自分の意見を見つけ出すためには、多数の見解を知らなければなりません。例えば、「マーケティング」というテーマであっても、マーチャンダイジングの専門家、戦略実践家、学者の意見はそれぞれ異なるはずです。誰が著者で、どんな文脈や意図で書かれたかによって、見解は変わります。しかし、多くの人はそのことに自覚がないかもしれません。自分の意見を抽出するために、まずは多くの見解を聞くというのが、シントピックリーディングなのです。M.J.アドラーの『本を読む本』という名著がありますが、この中でもシントピックリーディングは紹介されています。

―シントピックリーディングを身に付けると、どんな変化が得られますか?

今までの書籍活用のパラダイムが変わります。その結果、情報処理の質やスピードが向上し、定めたテーマに対する自分の見解を持てるようになります。長時間読書が当たり前になっていると、どうしても読みすぎる癖がついているはずです。しかし、シントピックリーディングでは、自分の意見を見つけるという目的があるため「短時間で情報を取る」という割り切りができるようになります。そして、20分で1冊の本から70~80パーセントの情報を得られるようになるのです。

 

焦点化するために練習する

 

集中してシントピックマップの作成をする受講生

 

―先日の講座はどのように進行しましたか?

まず、受講生には各自テーマに合った10冊の本を持ってきてもらいました。そして、その中からシントピックリーディングをする本を4冊選ぶのですが、たくさん本があるので迷いますよね。そこで、講座の序盤に机に本を並べ、それぞれのゴールについて発表していただきました。そして、私から全員に個別のアドバイスをしました。この文脈で、この内容を求めているならば、こうやると良い、という具体的なものです。特に少人数だと、非常に濃く深いところまで、サポートができます。そして、そのアドバイスをもとに受講生は本を選び、シントピックマップ作成に取り組んでもらいました。今回は私が受講者を見て、各自ひとりで集中して取り組んでもらった方が好ましいと判断し、あえて細かいレクチャーはしていません。そして、再び最後に発表してもらいました。

-最初にたくさんの本を持参して、その後、数冊選ぶ意味は何ですか?

10冊持ってくる際に、受講生は目的を定めて本を厳選してきます。つまり、最初に多くの本を持参する行為自体が、本に向き合うステップになるのです。そして、その後4冊に絞り込むことで、目的を明確にして焦点化させる意味があります。ゴールは人によって様々ですが、講座内で何をするかに焦点を当てるのはとても重要です。それに合わせて、最終のアウトプットをするわけですから。本と向き合い、本を活用する自分になる、言わば儀式のようなものですね。

 

シントピックマップの書き方

 

シントピックリーディングの効果

 

―実際に松岡さんがシントピックリーディングを活用した事例を教えてください

私が2010年に出版した『マインドマップデザイン思考の仕事術』 は、まさしくシントピックリーディングを活用してできたものです。「デザインとマインドマップ」というテーマで、5冊の本からシントピックマップを書きました。この時のポイントは、単に本の情報をまとめるのではなく、自分の潜在意識にアクセスすることです。そして、本と自分の両方から情報を取り出し、表現することで、本の執筆ができました。そして、この時のシントピックリーディングは、今の弊社の仕事の礎にもなっています。デザイン思考の技術として、企業様との取り組みに使っています。

 

松岡が5冊の本を用いて、模造紙に書いたシントピックマップ(ルールに忠実ではない)

 

―今回の受講者の方々には、どのような変化がありましたか?

ある方は、シントピックリーディングを行ったことで、未経験の仕事も不安や迷いを感じることなく取り組めたようです。その方はWEBのアクセス解析をしなければならなかったのですが、どうすれば良いのかわからず、長らく放置していたそうです。しかし、今回の講座でGoogle アナリティクスのWEB解析に関する4冊を扱い、シントピックマップを作成してもらいました。すると、昔と最新バージョンの違いまで把握でき、触ったことがないのに触ったことがある気になったそうです。その結果、迷いなく解析に取り組めたと聞いています。

他には、読書法についての本を執筆したい司書の方がいました。彼女はたくさんの読書法の本をシントピックリーディングすることで、オリジナルの意見を見つけることができました。シントピックリーディングのポイントのひとつは、複数の著者の意見をもとにして、自分の見解を見つけられることです。もし彼女がシントピックリーディングをしていなければ、なかなか自分の見解を見つけられず、長い間彷徨っていたかもしれません。

 

実践につながる学びを

 

講座で説明をする松岡

 

―講座開催をする上でのこだわりを教えてください

大前提として、私たちは「学びのための学び」は絶対にやりません。実践にこだわっています。私たちは企業コンサルティングで結果を出すために、日々考え行動している実践者です。そんな私たちだからできるアドバイスは実践に有効です。そして、実践的というのはビジネス活用の範囲に留まらず、さらに大きな意味で、目的に即して行動するという意味でもあります。私たち講師は余計なことは言わず、必要なアドバイスだけを的確に行います。

そして、フレキシブルであることも私たちの強みです。元々のカリキュラム通りに進行するだけではなく、受講者全員の目的に合わせて、その場で臨機応変に時間配分や内容を最適に変えています。これは、いつも受講者をよく観察しており、かつこれまで多数の講座を開催してきたからこそできることです。

また、15年かけて培ってきた「安心・安全な場づくり」にも徹底的にこだわっています。否定は一切しません。これにより、初受講の方も自然と自己開示ができます。来ていただいた方には、場の空気が違うことを体験していただけるかと思います。安心・安全な場だからこそ、能力をフルパワーで発揮できますから。毎日耳鳴りがしていた方が、受講当日と翌日は耳鳴りがしなかったという話もあります。安心安全な場でのびやかに答えを出すことで、身体の変化もあるのです。

執筆/勝村彩子

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