あなたは「本当に深い」一年の振り返り、できていますか?
「今年はどんな年だったかな」と思いを巡らせたとき、自信を持って「今年はうまくいった!」と言い切れる方は少ないのではないかと思います。かといって、「今年はイマイチだったな」という方も、「どこがどうイマイチだったか」について、はっきりと現状把握できているでしょうか?
実はこのとき、 「まあ、来年から頑張ろう」とおざなりにせず、しっかりと振り返りを行うことで、来年の成果が何倍も上がることもあるのです。
まずは「事実」に立ち返る
かたちえが行っている「年末振り返り」では、まずは事実に立ち返るところから始めます。
ほとんどの方は、起こった事実について、その瞬間に抱いた感情や、一方的なイメージのみを振り返ってしまいがちです。そうすると、事実としては「できていた」にも関わらず、「できていない」と解釈したり、嫌な出来事を認識したくない気持ちから、重要な事実が抜け落ちたりしてしまいます。
事実に立ち返るとどうなるでしょうか。一年を事実ベースで俯瞰すると、自分自身を客観視することができます。つまり、「ここは意外と動けていたな」「ここがうまくいかなかった原因なんだな」というように、結果と過程を再認識することができます。事実を認識することこそ、よい振り返りができるかどうかの最大のポイントであり、スタートラインなのです。
新たな視点で「解釈」する
「事実ベース」で事実を見つめ直した後は、認識をさらに深めていくために別の視点からの振り返りを行います。どの視点から振り返るかというと、「観点ベース」です。「成長」あるいは「気づき」など、自分自身が掘り下げたいキーワードを用いて、振り返りをさらに深めていきます。
未来へのエネルギーを内側から湧き起こす
ワークショップの最後には、一年を象徴する「一文字」を決めます。この作業によって、時間をかけて振り返ってきた膨大な情報を凝縮して、純度の高い基準点を定めることができます。それから、この一文字を中心としたマインドマップを制作することで、過去からつながる未来への展望を打ち立てていきます。
人は、自分が心からやりたいと思うことだけに取り組む生き物です。一般的に仕事とは、外部から言われたことをするものと捉えられています。しかし、一年間の事実の蓄積の中には、あなたの「やりたい!」という自発的なエネルギーに突き動かされたものが随所に見つかるはずです。
振り返りによって事実をきちんと見つめ、正しく解釈することで、本当にやりたいという気持ち、つまり「自己需要」を拾い上げていきます。これによって、今後の人生の質を大きく向上させていけるのです。
仲間がいるから取り組める
かたちえが大切にしているのは、「場の力」です。今回は4時間にも渡るワークショップを行いましたが、4時間かけて今年の振り返りを行うなど、一人ではとても取り組めることではありません。
人と話すことで、自分の思いに初めて気づくこと、新たな視点を引き出すことができるのです。また、知識や気づきを場の中で循環させていくことも重要です。参加した方からも、「一人ではここまで来られなかった」というコメントを多くいただいています。
今からでも遅くない!動画でワークショップ体験しませんか?
今回の「年末振り返り」のワークショップを動画にまとめました。
一口に「一年の振り返り」といっても、漠然と取り組んでいては、いくら時間があっても足りません。振り返るときの着眼点、深掘りのポイントや解釈のコツなどのヒントが、ワークショップ内にふんだんに盛り込まれています。動画ならではの臨場感を体験していただきながら、あなたの「年末振り返り」をサポートいたします。
振り返りを動画で学びたい方は、コンテンツプラットフォーム「かちはこ」よりご購入いただけます。
2023年末振り返りイベントは無事終了しました。
執筆 / 清水啓那