東京にある共創型コンサルティング会社「かたちえ」が「仕事」も「暮らし」も持続可能な形で発展的に「楽しく充実させたい」と願う人たちに向けた学びの場づくりとして続いてきた活動を「一般社団法人いろはこ」とし受け継ぎ、mindmap/マインドマップ、Udemy、経営マインドマップ、構造思考、組織学習、学習する組織、システム思考、ストレングスファインダー、フォトリーディング、トップリーダー養成塾など様々な講座・ワークショップ・セミナー情報など、クリエイティブな個人と組織を創出していく手助けになるためのブログです。

このたび終了したトップリーダー養成塾(TL塾)7期OBで、電子部品メーカーKOA株式会社に勤める坪木光男さん(ニックネーム:つぼさん)。本社のある長野県から半年間、毎回の講座に参加してくれました。物事を整理して、本質的な課題を見つけて、周囲を巻き込みながら行動できるようになりたいと入塾。最終回での個人プレゼンテーションで「豊かさ探求の旅」というタイトルを掲げた坪木さんは、半年間でどのような変化を遂げたのでしょうか。(聞き手:いろはこ運営事務局・木村麻紀)

長野県で生まれ育った坪木さんは、大学時代に上京。昼は東京都内でアルバイトとして働きながら、夜は横浜市内の大学に通う日々を送っていました。働き始めてほどなくして満員電車に苦痛を覚え、自分で車を購入。「田舎が嫌で都会に出てきたはずなのに、来てみると田舎はいいなあ、と実感しました」と坪木さん。都会での生活は、「豊かではない」という肌感覚を当時から持っていたようです。就職時には迷わず帰郷を決め、長野県内の電子部品メーカーに入社、約20年のキャリアを積んでいます。

初回のVISION合宿時に自己紹介するつぼさん

塾で教わったことを、職場ですぐに実践
坪木さんは入塾当時、40代後半の人たちが多いチームメンバー約20人のリーダー格としてチームメンバーへ目配りし、まとめながら、他の部署とも連携することを求められる立場でした。ちょうど下期の事業計画に沿って、メンバーと面談しながら各メンバーの目標設定に助言していたタイミングで、塾のカリキュラムは進行していきました。

「塾の半年間、どこかのタイミングで自分がガラッと変わったという感じではなかったのですが、マインドマップやホワイトボード会議術、ストレングス・ファインダーというツールやスキルを学んだタイミングですぐにメンバーとの面談などで活用でき、塾で学んだ『TEFCAS(テフカス:行動しながら探求する)』を実践していたら、『ああ、やればできるんだなあ』と感じられるようになりました」(坪木さん)

塾で学ぶマインドマップをはじめとするツールやSpeak&Listen(傾聴)やコーチングなどのスキルを使って、自ら伝えたいことをうまく伝えられるようになり、相手の理解を深められるようになったという坪木さん。ちょうど最近、異動の内⽰に納得できない部下がモヤモヤした思いをぶつけてきていたので、傾聴しながら、会社の期待やゴールのイメージを伝え、議論することで2時間半かけて納得してもらえたそうです。組織に所属しながら、外部での学びの機会をうまく活用して、組織に戻って良い影響を与えているお一人です。

マインドマップに没頭するつぼさん

ゴールの意識が変わると、行動が変わると実感
坪木さんは入塾当時、会社⼈⽣の総仕上げと、⼈⽣のゴール探しをしていたと言います。⼊塾前は、⼦どもの受験、地区の役員、企業変⾰チームでの仕事という三⾜のわらじを履く超多忙な時期でもあり、受講を1年遅らせることも考えたそうですが、会社を通じてこのタイミングで話が来たのも何かの縁だと思い、受講を決めました。

「塾でプロジェクトマップを学んだ後、⼦どもの受験をテーマにプロジェクトマップを描いてみました。そうすると、単なる受験の準備ではなく、⼦どもの旅⽴ちを応援することにも繋がっていたと気付かされたのです。都会への進学前に、信州の⾃然に触れられる機会をたくさん作りたいと思い、⼦どもに伝えたいことをマップにまとめてみました。そして、10回以上も⼦どもと⼀緒に出掛けることができました。この体験から、ゴールの意識が変わると、⾏動が変わることを実感しました」(坪木さん最終プレゼンテーションより)

プライベートで得たこの感覚は、仕事での成果にもつながりました。

「仕事では、会社のビジョンと照らし合わせながら、⾃分は何ができるか、すべきかを整理するマップを描くことで、全体が俯瞰できるようになりました。また、マップによって各部署の活動のつながりをチームメンバーや他部⾨にも意識してもらえるよう可視化することを⼼がけていくと、これまでよりも部門間でうまく情報の共有化が図れるようになりました。結果として、他部⾨からも協⼒を得られるための⼟台がこの半年間で作れました」(同)

新型コロナウイルスの影響で異例の新年度を迎える中、坪木さんは半年間コミュニケーションを続けてきた部門先の方の上司を直属の上長として迎え、彼とともに約30人に増えたチームを率いていくことになりました。

「人事のことは分かりませんが、(協力を依頼していた先の上司が上長になったのは)関係者や自分の上司、役員とやり取りし続けたからかもしれないと考えられるようになりました。結果として動きやすくなったので、あとは自分がどう行動するかです」(坪木さん)

塾生同士のディスカッション(手前がつぼさん)

「伴走型リーダーシップ」への気づきを得られた
TL塾では、最終回に各個人のプレゼンテーションとともに、共通テーマについて塾生同士でチームを組んで発表するチームプレゼンテーションを行います。年代も背景も経験も異なる塾生たちが、一つのテーマを探求しながら成果にまとめていくプロセスそのものが学びだったと、坪木さんは振り返ります。

「いろいろな情報を提供しながらぐいぐい引っ張ってくれる人に任せていました。いろいろな意見や情報が出てくるのですが、ではそれをどうまとめるかという段階になって自分がその役割を果たす形になりました。半分若手のリーダーを育成している感覚でしたね(笑)。でも、みんながフラットな立場で意見を出し合う経験から、相手はこんな風に考えているんだと実感したこともありましたし、自分が悩んでいた部下育成という部分で、相手やチームへのエンゲージメントが大切だということを学べました」(坪木さん)

TL塾卒業からはや2カ月、坪木さんは今、この部下育成で新しいやり方に挑戦し始めたそうです。これまでは、目標設定で合意できたらあとは自由に進めてもらう形を取っていましたが、今回は目標設定の原案を一緒に作りながら合意し、OJTのごとく一緒に進めていくことにしています。

「一緒に作っていくという感覚ですね。伴走型のリーダーシップの形です。次のリーダーになって欲しい人には、時間を使いたいですから」(坪木さん)

チーム発表のメンバーと(一番左がつぼさん)

動き続けたら「やるしかない!」と腹が決まった
一方、トップや上位職の人たちに対しては、言葉で伝えることよりも、図でシンプルに提示して意見をもらいながら、味方になってもらえるような感覚でコミュニケーションすることを意識しているそうです。

「塾のおかげで動き続けられるようになったことで、たとえ環境が変わってもやるしかない!と腹が決まりました」(坪木さん)

最後に、最終プレゼンのタイトル「豊かさへの探求」に込めた思いを聞いてみたところ、こんなお答えが返ってきました。

「ぼんやり見えているのは、60歳までには会社人生を終えて、違うことがしたいなということです。先日、都内で会社勤めをしている娘と飲んだ時に、娘も帰郷への思いを持って色々と考えていることが分かったのです。カフェのようなことをやりたいな、と。早速情報収集を始めました。外出自粛の時期ですので、家の屋根裏の改造も始めました(笑)」

次の旅に備えた準備も、着々と始めている坪木さんです。

⇒ 旧トップリーダー養成塾、その他の受講生インタビュー記事はコチラ
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