東京にある共創型コンサルティング会社「かたちえ」が「仕事」も「暮らし」も持続可能な形で発展的に「楽しく充実させたい」と願う人たちに向けた学びの場づくりとして続いてきた活動を「一般社団法人いろはこ」とし受け継ぎ、mindmap/マインドマップ、Udemy、経営マインドマップ、構造思考、組織学習、学習する組織、システム思考、ストレングスファインダー、フォトリーディング、トップリーダー養成塾など様々な講座・ワークショップ・セミナー情報など、クリエイティブな個人と組織を創出していく手助けになるためのブログです。

学校法人ホンダ学園は、自動車メーカーのホンダが運営する自動車大学校として、次世代の自動車整備士と開発エンジニアを育成しています。同学園の管理職育成の一環として、㈱かたちえが主催する2023年度の塾に参加した中野健二さんと茂野泰士さんのお二人に、ご自身の変化や塾で得た学びについて聞きました。(以下敬称略)

㈱かたちえ代表で塾長の松岡克政(まつかつ)から預かったメモに基づきお話を伺いました(写真右から中野さん、茂野さん、取締役・下家千明、代表・松岡)

 

ビジョンを掲げ、情熱的に周囲を巻き込めるように

 

――2023年開講の塾を終えて半年余が経ちましたが、改めて入塾時を振り返っていただき、ご自身はどのような状態で、どのような課題感を持っていたのでしょうか。

中野「当時は現在の職場に来て2年ほど経ち、課題を把握したり、職場自体を知る期間でした。アイデアは出てくるのですが、それを具体化しようとすると、考えが霧散してしまってうまくできませんでした。当時は、何か魔法のようなテンプレートがあって、それを知ればできるようになるのかもしれないと考えていました。かたちえには入塾前からコンサルティングで入っていただいていたので、アイデアを明確にして言語化することはできてきましたが、実際に職場に落とし込んで周囲を巻き込んで動かす段階になった時にどう働きかけていったらいいのか、自分の考えで協力してもらえるかどうかという点にも行き詰まりを感じていました

 

茂野「手段先行でしたね。期限までにこれをやらなければいけない。昨年もやっていたから いかに効率的にやるかばかり考えていました。何のためにやるのか、他に方法ないのかといったことは、全然考えていませんでした。マネジメント側ですので、皆さんにやってもらわないといけないのですが、これをやる背景はこうだから頑張ろう、ということが言えませんでした。もちろん、生産性もモチベーションも上がりませんよね。当時は色々な研修にも参加し、論理的思考の不足を指摘されてきましたが、論理的とはどういうことなのかも今一つ分かっていませんでした」

――では、半年間の塾を経てご自身としてはどのように変化したと振り返りますか。

中野「情熱を持って周囲を巻き込めるようになったと思います。言語の明確化、巻き込んでいくメカニズム、感覚が身についてきたと思います。詰まるところ、自分が動くか動かないか。自信を持てるようになったから動けるようになったのだと思います。テンプレートではなかったですね(笑)」

「塾では実際の仕事や生活の課題感をテーマにしながら、さまざまなワークを通じて少しずつ繰り返しやっていきます。今の時代、情報はたくさんありますが、塾の中では段階を踏んで少しずつ無理のない形で練習を重ねていける。できることを確実にやれるようになることで、自信がついたのだと思います。正直、塾の最中は成長したという実感はありません。テニスに例えれば、毎日毎日ボールを打つ練習をしていたら、いつのまにかボールを打てるようになった感覚です」

塾でプレゼンする中野さん

茂野「行きたいところ、ビジョンが大事だということが分かりました。入塾前はビジョンがなかったので、結局説明できないからうまくいかないんですよね。ビジョンがあれば、足りないものは何か、だからやろう、皆さんは楽になるし、学生さんたちも力がつく――と伝えられるんですね。自分だけが理解してもしょうがないので、ホワイトボードにマインドマップを書きながらチームで検討してみると、大事なことに気がついて、やらないとーと腹落ちできる雰囲気を作れるようになりましたね」

「塾は安心安全の場でしたので、『それはおかしい!』ではなく、『細かくするとどうなるの?』など、さりげない言葉でさらに聞いてくれることで、思考の精度が上がるのです。プレッシャーを感じることなく。自然な形で学べました。また、P(パフォーマンス)=p(可能性)- i(障壁)  というこれまでにないコンセプトに触れ、阻害しているものは何かを考えることでモチベ―ションを上げることができました

 

――塾では私たちが「OSツール」と呼んでいる個人のメタスキル向上につながるさまざまなメソッドをお伝えします。ご自身の変化に際して、特に有効だったツールは何でしたか。

 

中野「プロジェクトマップとミニマップです。特にプロジェクトマップは、自分の考えを整理、表現することに関して画期的ですね。実は、書き始めた時はプロジェクトのスタート時や何か問題が生じたときなど、言ってみれば大それたことのために書いていましたが、やっていくうちに小さな事柄でも使い始めました」

例えば、普段できている何気ないことを深掘りして整理する時にも使うようになりました。仕事柄、キャリア教育の一環で高校へ行って講演をする機会があるのですが、毎回同じ内容なのもどうなのかと思って、高校生や先生方の反応を活かすことを意識してマップを書いてみたところ、思わぬ発見がありました。これまでは自分の考えを話していたのですが、聴いている側のニーズやメリットを考える上でプロジェクトマップが役立って、結果的に反応も良かったのです。ゴールを意識しながら、実は自分もそう話したかったということを話せるようになりました」

マインドマップを使ってみると、マップを使っていない人に対しても物事を伝えやすくなりました。マップが頭にある中で話してみると、ゴールにたどり着こうという行動、言動になっていきますね」

 

茂野「確かに、プロジェクトマップはいいですね。この部分が抜けていた、ということがなくなります。ニーズやスケジュールは書けるけれども、リスクやリソースが抜けることがなくなりました。私は緊張構造チャートも使っています。新入生のオリエンテーションについて、メンバーとテーブルを囲みながらありたい姿と現状を書き出し、何をすべきか書いていくことで、余計なことをやらなくなりました。アイデアがすごく出ますし、モチベーションも上がります。また、一人で作るとトップダウンになってしまって納得感が出にくいので、みんなで書いて納得しながら取り組むことが重要です。みんなで書くプロセスは、一体感が出るのでとても大切です」

 

茂野さん

組織の中で「共通言語」を育み、仕事の質が劇的に向上

 

――塾での半年間を経て、お二人の周囲の反応などは何か変わりましたか。

中野「自分が訴えたことが伝わらない、ということがなくなりました。頼られるようになったかな(笑)。判断を求められるようになった時に、本質的な答えが返せるようになったかもしれません。変わったね、とも言われますよ」

 

茂野「上司からは『(以前とは)全然違うよね!』と(笑)。チーム内である方針を作った時に、メンバーの皆さんからすごく賛同されました。そうするならこうすればいい、というメンバーからの提案も多くなってきました。以前は決まったことに対してどうすればいいか、という質問が多かったのですが、もっとこうやりたいけどいいですか、という能動的な動きが増えてきましたね


―中野さんと茂野さんは同じ組織からお二人で参加しましたが、社外の多様で越境的な学びの場である塾に同じ組織から参加したメリットはありましたか。

中野「塾で学んだ内容が共通言語化しているようなものなので、仕事のやりやすさや物事の進め方が違いますね。意思疎通のスピードが圧倒的に早い。それが一番お互いにとって変わった点かもしれません」

「塾の最終日に自組織についてプレゼンする時間があるのですが、プレゼン前日に15分間で作り上げられました。出来上がったものが本質的なので、直すことも少なく揺るがなかったですね。パフォーマンスとしても飛躍的に向上しました。本人たちに自覚はないのですが、OSが変化したからこそではないかと思いました。時間当たりの深さも含めて、お互いに深い議論ができます。仲間内で塾に参加するメリットは、1+1=2ではなく何倍にもなっていると思います

 

茂野「大前提が理解し合えているから、背景を言わなくても分かるよね、ということですね。何かやるにしても、何のためにやるのかを改めて言わなくても分かるので、話が変な方向には行きません」

 

中野「塾でうまくいかなかったことや自分の中で腑に落ちていない部分について、お互いに話したりしながら分かり合えたこともメリットでしたね。これ分からないね、と言うだけでも違う。もし一人で参加していたら、私だけが知っている特別なことだという意識になってしまって、実践には結びつかったかもしれません。そうではなく、誰でもやってみれば身につく、理解できるという感覚でいられました」

 

茂野「通常、研修と仕事との間には壁があるのですが、塾を通じて『(仕事で)こういう時はこうすればいい』と考えやすくなりました。例えば、毎回塾の冒頭でやっていたGood & Newは、学生と一緒にやるといいかも!など、仕事でもうまくいきそうな色々なアイデアを共有できましたね」

 

中野「研修って今の自分を土台に学びをプラスする形です。でも、塾はプラスするのではなく、今の自分を変革させる、自分のOSを変化させるから、後戻りしないのです

 

―今年も塾が開講しますが、どんな人が参加すると良いと思いますか。

中野「自分のやりたいことがある、できるはず、でもうまくいかないと思っている人ですね。自分がまさにそうだった。なぜうまくいかないのか分からないという行き詰まり感を持っている人は、ぜひ参加してほしいですね」

 

茂野「みんなに受けてもらいたいけれども(笑)、特に忙しい人ですね。やることをもっと選んだほうが良い状態の人。ビジョンに向かってやるべきことって、本当にそんなにあるのか?ということです」

 

中野「本質を追求する力が圧倒的に身につきます。それによって、ゆるぎない考えを持てる。そうすると前向きになれるので、後戻りしなくなります」

ーどうもありがとうございました!

いかがでしたでしょうか?
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