残暑お見舞い申し上げます。
本日は終戦記念日、台風に見舞われている地域もありますね。
どうぞお気をつけ下さい。
お盆休み、そしてお子さんのいらっしゃるご家庭にとっては
夏休みも折り返し地点を過ぎました。
「宿題が終わっていな~い」というお子さんのことが気になる~
という親御さんも少ないないかもしれません。
松岡克政(まつかつ)が娘さんとの6年前のやり取りを振り返って
いますので、よろしければ参考にしてみて下さい。
お子さんとの対話だけでなく、お盆休みで日々の作業に追われない分、
マインドマップを描いてご自身と向き合う、ご自身と対話してみるのも
いいタイミングですね。
マインドマップを活用しての娘との会話。めずらしく長文で語っています^_^2013年だから6年前の事ですね。
松岡 克政さんの投稿 2019年8月14日水曜日
小6の娘との夏休みマインドマップ対話。
スタートから対話と追加とを繰り返しながら、よりよい時間の使い方を一緒に考える作業。
子供とのやりとりではハッとさせられる学びの「見えない階段」が浮かび上がる時が多い。
いろいろあるので、
あとでコメントしたいところ。
↓ ↓ ↓ ↓
コメントします、珍しく(笑)
結論としては、マインドマップの大原則
「Imagination&Association」に尽きる、ということなんですが。。。
マップを活用したコミュニケーションの具体的なやりとりを
頑張って書いて見ました。
よろしかったらお読みください。
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1)最初のマップ(左上)
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書き始めでは、
彼女は「自由研究」しか書いていなかった。
「他にはないのかな?」と聞いたけど、なかなか出ない様子。
私:「じゃあ、お手伝いとか趣味とか、、、とりあえず大きなところを書いてみてごらん」
娘:「うーん」
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<<<ここでの気付き>>>
自分の全体像を俯瞰して捉える視点があるかないかが大事。
そして、それがあるならば、まずTODOを考える際は
その全体像から書いてみること、発想してみること。
「思考の枠組み」をよりきれいに設計しておくこと。
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2)話し始める時(真ん中)
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最初よりも多少広がったので、まず一言
私:「やるべきこととやりたいこと、結び付けられること、何かないかなあ?」
娘:「うーん、わかんないよぉ」
私:「みい(娘のニックネーム)は何が好きだっけ」
娘:「食べること関係」
私:「それ関連のものを結んでごらん!」
娘:「ああっ!」 〜オレンジの蛍光ペンで関連項目を結ぶ〜
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<<<ここでの気付き>>>
<共通項><関連事項><グルーピング><大事なポイント>等を
常に意識できるようなマインド。
そのためには、「楽をして」「もっと、、、(早く、強く、深く、たくさん、、、、)」
という「欲求」が何よりも大事。
しかし、それはすぐには芽生えない。
だから、一緒に考える。当人に気づかせるように誘う。
そうすると何が起きるか?
当人の中で「!!!」という気付きが起きる。
脳に快楽物質が流れ、それを繰り返すうちに、「!気付き!」を得るように
思考するようになる。
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3)一緒に話しながら追記(右下)
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ここは全体的に「Imagination&Association」を
抽象 ⇒ 具体的 に向かわせる。
その際、その人の思考特性に応じた要素、
例えば<感情><ニーズ><ウォンツ><作業時間><個別化>等々を活用し、
スムーズに思考が進み、連想が広がるように誘っていく。
みつけたらどんどん追記していく。
大事なところは強調する。
すべてを一緒に、対話の中でリアルタイムに進めていく
写真の解像度が低いのですが、
具体例がないとわかりにくいので、例えば3項目ご提示します、、、
右上の[自由研究>手芸]のブランチの一番外側のピンク色。
これは宿題にかかる時間を書き加えています。
私:「ビーズの宿題はどのくらいかかるの?」
娘:「うーん、ちょっと時間かかるなあ。3日くらいかな」
私:「じゃあ刺繍は?」「小物入れは?」、、、
娘が答える。
私:「結構時間がかかるねえ。夏休みはあとどのくらいある?」
「間に合いそうかな?」
・・・途中省略・・・
右真ん中の[自由研究>レポート]のブランチ。
ここは[キューピー3分クッキングの店]と書いてありました。
私:「これなあに?教えて」
娘、雑誌を持ってくる。
一緒に見ながら、青色で主要な項目を書き加える(たいていは5W1Hに含まれる)
私:「みいは食べ物がほんとに好きなんだね。」
「ところで他にも何か食べたいものある?」
娘、いろいろ話してくれるのを上部のブランチ[食べる]に追加
私:「じゃあさ、父さんのオフィスに来るときに一緒に食べようよ!」 ←アルバイトの誘い(笑)
これにより、左の[手伝い>父>オフィス]いおレンジの四角の囲いをして、蛍光ペンでの矢印を強化
・・・途中省略・・・
右真ん中の[ピアノ]のブランチ。
ここは時間を取りました。
6年間習っていますが、時間がある夏休みに、
自分の欲求をふくらませて、自発的に取り組めたらいいなと思ってのことです。
私:「みいはピアノをどんなふうに弾けたら嬉しいのかな?」
娘:「うーん、、、、、、」
私:「気に入った曲を感情豊かに弾けるとか、速い曲をひけるとか、
ある作曲家の曲を弾きこなしたいとか、、、とか、、、とか、、、」
娘:「ああそう! 楽譜があったら、その曲をさっと弾きこなしたいんだよ、みいは!」
私:「なるほど、そうなんだぁ。それができたら素敵だよねえ」
「例えばどんな曲が弾けたら嬉しい?」
娘:「うーんとねえ、、、、 ああ、例えば、本棚にあるコブクロの「つぼみ」とか、、、」
私:「なるほどね! じゃあ、先生にそういうことを伝えてみたらどうかなあ?」
注:ちょうど先日ピアノの先生を変えて、より自由度が高い(カリキュラムに絞られていない)ところに行き変えたところでした。
私:「そのためには何をしたらいいと思う?」
娘:「今学んでいるブルグミューラーのひとつひとつを早めに終わらせること!」
「ああ、そういえば、、、」
と言って、その教科書を持ってくる。
一緒に見ながら、
私:「25曲あるのかあ。1曲あたりどのくらいかけているの?」
娘:「うーん、だいたい1ヶ月くらいかな。今まで10曲終わっているね」
私:「じゃあ、これから1曲あたり1ヶ月でやると、
順当に進むと15ヶ月だから、中1のクリスマスまでには終わるんだね」
私:「他にはコブクロの「つぼみ」を弾けるようになるためのポイントはなあに?」
・・・途中省略・・・
私:「ところでこの教科書のうまい活用って知ってる?」
娘:「えーっと、、、」
私:「この前教えたフォトリーディングをまず使うだろ。」
「その際、一番大事でみんなが見過ごしているのは、、、、」
娘:「なんだっけ???」
私:「それはね、まえがきのところを毎回しっかり見ることだよ。」
〜うんちくを語り、実際に一緒に読んでみる〜
パラパラめくりながら、
「前半に各曲のポイントがあるじゃん!
一緒に見てみよう」
・・・続く・・・
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<<<ここでの気付き>>>
上記記述を繰り返します。
ここは全体的に「Imagination&Association」を
抽象 ⇒ 具体的 に向かわせる。
その際、その人の思考特性に応じた要素、
例えば<感情><ニーズ><ウォンツ><作業時間><個別化>等々を活用し、
スムーズに思考が進み、連想が広がるように誘っていく。
みつけたらどんどん追記していく。
大事なところは強調する。
すべてを一緒に、対話の中でリアルタイムに進めていく。
自然に相手が「考える」ようになります。
そこが私のやり方のポイントかもしれません
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終了後、
私:「どうだった?」
娘:「えー、、お父さんと話すと長いぃぃ (笑)」
私:「そうだよね。お父さんもお仕事行かなくちゃな時間だよ」
だいたいここまで30分超
私:「やる前と比べて何か違いがあった?」
娘:「疲れたぁ」
私:「マップの最初と比べてごらん。」
「だいぶ違うでしょ」
「きっと色々<考えた>と思うよ。」
「お父さんと一緒にいると<考える>ことが出来るようになるでしょ」
娘:「うん」
私:「考えるのってどう?」
娘:「まあ、悪くないね」
私:「そっか、よかった。」
「学校の勉強とは違う学びというのをまたやろうね!」
「じゃあ、いってきまーす」
以上!!
いやぁ〜〜〜、文章にするのは時間がかかりますねえ。
録音もしてあるから、
それを公開する方が楽だったかも。
乱文駄文すみません。
少しでもマップを書く中での「見えない思考の階段」のヒントがみつかれば幸いです!