東京にある共創型コンサルティング会社「かたちえ」が「仕事」も「暮らし」も持続可能な形で発展的に「楽しく充実させたい」と願う人たちに向けた学びの場づくりとして続いてきた活動を「一般社団法人いろはこ」とし受け継ぎ、mindmap/マインドマップ、Udemy、経営マインドマップ、構造思考、組織学習、学習する組織、システム思考、ストレングスファインダー、フォトリーディング、トップリーダー養成塾など様々な講座・ワークショップ・セミナー情報など、クリエイティブな個人と組織を創出していく手助けになるためのブログです。

2024年の年始VISION策定イベントはリーダー層の皆さまとともに

毎年恒例の年始VISION策定イベント。2024年は初めて経営幹部や上級職、経営者や事業主の皆さまに特化した1日集中プログラムとして開催させていただきました。丸一日をかけてじっくりと自己の内面を掘り下げ、自社・組織の未来像をクリアに描いていただいた上で、さらに1年間継続でフォローアップを行うことで、描いたビジョンを実践レベルに落とし込む仕組みを提供して参ります。

ビジョンイメージは自分が無意識の前提で持ってしまっている顕在意識を超えた「本当に望むもの」や「心から実現したい状況」を描くのに役立ち、例えば、このようなイメージを誰もが描けてしまいます。

このように、創出する(しようとしている)アウトプットのイメージを活用したビジョン策定は、過去にはイメージ編(2022年1月16日開催)としてこちら(下記をクリックしても見られます)の内容で開催しました。

【開催報告】2022年の羅針盤をイメージし、進むべき道が見えた一日

その他、これまでのVISION策定に関する取り組みはこちらからもご覧いただけます。

今回はこれをベースにしながらも、日ごろは論理的な言葉を扱う左脳を酷使しているリーダー層の皆さまに対して、創造性を司る右脳もしっかりと使っていただけるようナビゲートさせていただきました。講師はもちろん、アジアで4名のマインドマップマスターインストラクターでもある代表・松岡克政(まつかつ)です。皆さんのビジョンをイメージとして100%引き出せるのは、マインドマップとフォトリーディングを極めた松岡ならではとも言えます。

ストレングスコーチである取締役・下家千明と2名の講師体制で、ストレングス・ファインダーも活用しながら進めました。

お互いのフィードバックで、頭と体が動き出す

今回の企画は、松岡曰く「生成AIは言葉をいくらでも出せるけれども、やはりイメージが大切。学んで終わりではなく、自分自身を動かせる、実践のためにできる人たちと一緒にやりたいと思って企画しました」。松岡と下家を通じて直接お声がけをさせていただいた皆さまを中心に、多種多様な業界から多彩な業務経験をお持ちの方々にお集まりいただきました。

この日のVISION策定ワークショップも「共創」と「共育」をモットーに進みました

年間VISIONを初めて描くという方も数名いらっしゃいましたが、皆さんかたちえの各種ワークショップやコンサルティングで慣れていらっしゃるということもあり、思いついたことを描いてみるInput-Outputのワークを皮切りに、自らの現在の役割について内省するwill-can-must、自らの思考、感情、行動を見つめる知情意、理想状態を探るBe-Do-Haveなどなど、VISIONの表出につなげるワークを次々と行っていきました。

ワーク中の様子

 

ご参加の皆さんが描いた、VISIONの下地となるInput-Output図

これらのワークを踏まえて、後半の時間でじっくりと各自のVISIONを描いていきました。その後は、参加者全員のVISIONを回覧する時間や、ペアになってご自身のVISIONを言語化してプレゼンする時間も。最後は、VISIONの具体化に向けた準備としてプロジェクトマップ形式で整理したり、ステップ図を活用してやるべきことを書き出したり、各自で使いやすいツールを用いて行っていきました。

クリエイターのお二人のVISIONは迫力満点です!

この日は、4人一組のグループを固定してさまざまなワークを行ったりお互いのビジョンに対して意見交換したりしました。というのも、ご参加いただいたリーダー層の皆さんからのニーズとして「社外や他分野の方々とネットワーキングしたい」というお声を頂戴していましたので、今回このような形式にさせていただいたことでお応えできたのではないかと思っています。

 

ご参加いただいた方々からは、こんなコメントをいただきました。一部をご紹介させていただきます。

 

  • 日ごろはタブレットばかり使っているので、色鉛筆のすり減る様子や紙からのフィードバックが心地良かった
  • 描ききれなかったところは分かっていない、見えていないことに気づけた。成果を問いすぎず、とりあえずやってみることの大切さを感じた
  • 真実の周りを眺めて、その成果を書き留めた感じ。その周りのまだ分からないことをこれから考えていけば良いのではないかと思えた。

 

松岡が15年にわたって開発、実施してきたVISIONイメージ化のフロー図

松岡からは最後に「VISIONをAIに絵で描かせても、きっと後で思い出せません。だから、大事にできない。自ら考え、手を動かす試行錯誤のプロセスそのものに意味があることを実感できたはずです」と、本日のメッセージをお伝えしました。

今後は年に3回程度のペースで実行計画が進んでいるかどうか、互いにシェアし合いながら、時に計画を修正しながら、松岡からも計画の着実な前進に向けたポイントをお伝えする形でオンラインフォローアップを行います。その結果、皆さんがどのようにビジョン達成に近づけるか――。それでは、2025 年末の答え合わせを楽しみにしましょう!