東京にある共創型コンサルティング会社「かたちえ」が「仕事」も「暮らし」も持続可能な形で発展的に「楽しく充実させたい」と願う人たちに向けた学びの場づくりとして続いてきた活動を「一般社団法人いろはこ」とし受け継ぎ、mindmap/マインドマップ、Udemy、経営マインドマップ、構造思考、組織学習、学習する組織、システム思考、ストレングスファインダー、フォトリーディング、トップリーダー養成塾など様々な講座・ワークショップ・セミナー情報など、クリエイティブな個人と組織を創出していく手助けになるためのブログです。

継続は力なり!

マインドマップ

こんにちは!運営事務局のmakiです。

2018年11月に実施したマインドマップ集中講座、受講生の皆さんは月に1回のフォローワークを通じてマインドマップをさらに深めています。

前回2月のテーマは、皆さまからもご要望の多い読書マインドマップ。

ご参加いただいているRyoji☆さんこと徳田良治さんが、大勢が参加する講座からも、1人で黙々と書いている時からでもない、少人数での学びならではの貴重な気づきをシェアして下さいました。

マインドマップ使いの皆さんには必読の内容、よろしければぜひご覧下さい!!

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〈マインドマップと無知の知〉

11月の講座では、マインドマップの創造性アプローチ、インサイドアウトに焦点があり、もう一つ情報取り込みアプローチ、アウトサイドインには軽く触れただけだった。なので、前回のフォローアップに引き続き、読書とマインドマップの話で、参加者のプラス話があり面白かった。

実は出席していたRyoji☆を含めた三人に共通した「読書」は、本にかかれた内容を把握するって読み方だった。焦点はテキストに何が書かれているか?

ところがご自身で8年近く「本好きな人の会」を主宰されてるOさんの焦点は、書いた内容を超え、そんなテキストを書く著者ってどんな人だろうか?と想像すること。その著者と読み手の私の出会いで、私に何が起きたか?に焦点があった。(マインドマップ歴も長いと伺った)かつ、1)データと情報は違う。データは後で調べられればよく、覚える必要はない。情報は物の見方。視点。どんな眼差しか?を掴むこと。2)書いた著者だって本に全てを書けてるわけではない。本当に感じていることの何割かに減少してる。Ryoji☆理解だと、口承とは違い、書き言葉には語り手の身体エネルギー面が欠如する。これがないのが、結構大きい。3)読む時には自身にバイアスがあると想定しながら読むことが大事。という読む際のリテラシーにも言及された。

思わず「先生!」とコメントが出たくらい。深くなるほど。

そして、マツカツさんが、読む前に「何を目的で読むか?」そして、「読んだ後のアクションが大事」と、説明されていると知り、唸った。どちらもやってない。でもこうして力説されて、考えると、なぜそうしてこなかったのか?と思うばかり。先に意図を持つから、著者が書いた内容から引っ掛かるトリガーを立てやすくなる。で、読み終えて行動するから、知識が自分の血肉になる。(行動とは、誰かに話す。プレゼンする。パワポにまとめる、なんでもよい)実際、周囲のコーチ仲間は新しいことを学んだらすぐ実践してる。(お陰で、Ryoji☆も実験台になれて面白い体験もご相伴にあずらかせて貰うことも多い。)

全然意識化出来てなかったけど、やってる人は自らやってるんだなぁ。

これを実施したら、「テキストの快楽」って奴だってピンと来た。ストーリーが面白いんじゃなくて、自分と異なる視点がどう自分に響くか?どのくらい書かれている何かが自分の中にあるか?確かめること。

で、11月のマインドマップ講座から実践をされてきたUさんからの疑問。ブランチを書く際に、1)言葉を先に書きがち2)言葉が文章のように長くなりがち。

これに対するマツカツさんの返答に唸った。前回の説明をビデオに撮り5分ほどに纏めた動画を見た。

まずブランチを先に書く行為をしている間に、頭にあるいくつかの候補の単語からどれを選ぶか?無意識で探している。だから、焦らず丁寧にブランチを書く。

なるほど。だから、ブランチを先に書く。単語で分割して書くなんだと深く納得した。マインドマップすごい!

で、後者の説明を聞きながら、ピンと来た。これは、無知の知の誘発なんだと。

単語で分けるとそこから更に枝を展開できる。一つの長い文章では、そうした更なる連想展開がしにくい。

Uさんが書きためたマインドマップをチラ見させて貰うと一目瞭然。学びたてのマインドマップはとにかく文章。ダイヤグラム化された文章。後から見直しても従来のノートテイキングとさほど変わらない。で、最近の単語で分節されたマインドマップとUさんの好奇心に輝いてる様子が、両方相まっていると感じた。

つまり、思考の柔軟さが違う。

長い文章は理解も大変だし、連想もたてにくい。一方、単語分節は一瞬でわかるし、連想もすぐ浮かぶ。だから、今ここの私にとってちょうどいい差異が生じ、それが問いとなる。

リフレフティングチームを初体験する中で感じたのは、そばで語り手の身体エネルギーを感じた第三者が、その場から自身の身体エネルギーに感じた何か?は、内容とは違い、語り手が持ってる身体エネルギーと地続き。で、そのメタ情報こそ、ある視点で世界を語り産み出す語り手に、自身の意図と在り様を伝えるもの。だから、語り手は選択の自由を得る。聞き手との関係性におもねらないでよい。

Oさんはマインドマップを書く時、自分の内から湧いた疑問に自分なりの略号を付け、わざとその辺りに空白を残すようにしているそう。これも自身の無知の知を活性化させるコツだと感じた。すごい。NLPの山崎さんが空白の法則と名付けた、人の自然な働きを活かしたアプローチ。
(人は空白があると、そこを埋めたくなる。)

もしかすると、対人援助技法の真髄とは、1)身体エネルギーのフィードバック。かつ、2)世界にラベルを貼ってこうでしかあり得ないと思い込んでる世界観から、世界に綻び、隙間を見つけ、新たな視点で世界を眺め直す力を養うこと。に尽きるのかも知れない。

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Matsukatsu次回のマインドマップ講座は、6月8日(土)です。

マインドマップの真髄をギュッと凝縮して学べるズバリ、

「マインドマップ本質講座」

としてお届けします。

近々お申込みを始めますので、どうぞお楽しみに!