2025年1月18日、セルフリーダーシップ養成塾の5か月目を無事に終えることができましたので、その体験レポートをお届けします。
*初回から各回の体験レポートは、記事の最下部にあります。
当日のアウトライン
まだうまく使えていない資質は、とてもパワフルなリソース
一言で言うと、「みんな、それぞれが、すごいリソースを持っているんだ」ということを再確認した1日でした。
受講前は、個人的にお正月ののんびりした感じが予想外に長く継続してしまい、「やばい、全然マップかいてないや」と若干の気不味さと共に当日に臨みました。
一日を終えた感想は、「そんな中でもやっぱりいろいろやってきたな」「みんなすごくリソースを持っているよな。それが発揮できるような形になればWin-Winだよな」ということでした。
面倒で、地味で、大きな喜びはないが、効果の高い振り返り
ていねいな振り返りをすると、たくさんのやってきたことが目に見えてくる。
この振り返りにもだいぶ馴染みが出てきましたが、やっぱり、やるとやらないのでは大きな違いがあります。
自分の実績、実績を積み上げて確認するのは、面倒だし、地味だし、そんなに大きな喜びもありませんが、とても大切なことです。
やる前には、「全然やれてなかったな」と思っていましたが、「その中でも、最低限はできたな」という感想に変わりました。
そして、あらかじめ自分でその期間を評価した点数と、 振り返りをspeak&listenをした後に再評価した点数では、なぜか異なることが多いようです。
今回は、最初の自己評価が30点だったのが、speak&listenの後では60点となりました。
なぜそうなるのか明確な理由は私には分かりませんが、 言語化し、相手からの新たな視点を自分に付け加えることで、自分の固定化した思考が拡がるからではないかと思っています。
言語化して、適切な相手に聞いてもらうことには、価値があるなぁと本当に思います。
また、自己評価を数字で表すスケール化は、全体観に触れやすいというメリットもあります。
100点を考えることは、理想の形の全体像を考えることに通じるからです。
「まだこれだけしかできてないのか」と思うように完璧主義の罠には注意が必要ですが、プロジェクトを進める上で、全体観は大きなリソースですので、無意識に全体と部分を行ったり来たりしながら、現在地を把握するトレーニングになります。
私は「まだ、目標に到達できていない」と考える癖をよく使っており、それまでに行なっている試行錯誤や行動量を見落としがちなところがあります。
そうすると、自信や自己効力感を持ちにくいため、実は色々やってはいるんだけど、いつまでも「まだまだです」と言って、次のステージに進みにくい状態に陥りやすくなる可能性が高まってしまいます。
ただの反省ではない振り返り、本当に大切ですね。
これまで本当にたくさんのツールを学んできました。
じわじわ効いてくるストレングスファインダー
今回の塾を経て、ストレングスファインダーは、漢方薬みたいなものだと思うようになりました。
即効性があるかどうかまでは分からないけれども、ある程度の時間をかけて、探求やお付き合いを続けていくことで、じわじわと緩やかに後から効いてくるような、そしていつの間にか、とても大きな違いになっているような、そんな印象です。
最初は「資質ですか、はぁ、だから何なんでしょうか」と思っていましたが、現在では「成果を出す上で、確かに効果的なツールだよな」と思っています。
自分自身の役割に対して期待されることに対して、資質がどのように役に立つかを探求していきました。
それが、ここに来てやっと、資質と上手く付き合うということが腑に落ちてきたように思います。
ギャラップのリーダーシップ人材に関する5つの側面。リーダーは、それぞれを育てていく必要があるということですね。
私は個人事業主ですから、事業規模は小さくとも、マーケティング、コンテンツ開発、営業、コーチ、カスタマーサポート、事業経営、経理、総務などの複数の役割を、上手くやれているかどうかは別として、基本的には一人で行う必要があります。
組織で働いている場合も、チームに対しての役割、お客さんやステークホルダーに対しての役割、先輩や上司として、部下として、同僚としてなど、非常に多くの役割を持っていることが多いのではないでしょうか。
当然、仕事以外の分野での役割もあります。 家庭人として、パートナーとして、親として、子として、地域の中で、友人や趣味の仲間との関係など、、、。
営業という役割に対して、相手のニーズに対応するためには「適応性」は不可欠だと思えますし、コーチという役割に対しては、お客さんの今ここで起きていることをキャッチするためにも必要です。
また、あまり上手く使えていなかったように思う「慎重さ」は、事業主として、思いつきや衝動で、いきなりハイリスクな行動をしないというリスクヘッジにもなっています。これは、私にとっては非常に大きなことです。
もちろんメリットがあればデメリットもありますが、そこも含めて上手くお付き合いができればと思います。
このように、それぞれの役割に期待されることに対して、資質がどのように役に立つかを具体的に検討してくことで、自分の現実に対して資質がどのように役に立っているか、どう役立てていけばいいかへの理解がリアリティを持ってきたように思います。
これまでも、下家さんが同じような趣旨のことを何度も言ってくださったり、ワークをやってきてはいるのですが、それらが時間をかけて徐々に染み込んできた感じです。
納得感を持って何かを決断する場合、私にとっては経験の回数が大きな影響を持っていますので、塾の期間を通して、色んな角度から何度も繰り返してきたことで、資質との上手い付き合い方に馴染みが出てきたのかもしれません。
「リーダーになるとは、自分自身になることを意味している」
「リーダーとは、自分自身になることを意味している」という言葉が印象的でした。
自分自身という素材をどう上手く取り扱って、自然で、充分なパフォーマンスを出していくかということは、私たちがより充実した人生を送る上で、探求する価値のあることだと思います。
最終週に向けてのチームプレゼンテーションの準備
この約半年間の塾では、個人プレゼンとチームプレゼンが、それぞれ最終週に行われます。
今回は、二つのチームに分かれてプレゼンを行いますが、両チームともテーマが「塾の学びを活かすには」ということで、チーム毎にどのような違いが出るのか、大変興味深く、楽しみです。
二つのチームのプレゼンテーマ。それぞれのチームが、どんな表現をするのか、楽しみです。
同じテーマでもチームの個性によって、進め方も異なります。
それぞれが塾で心に残った学びを持ち寄っています。学んだこともあれば、同じ塾生との会話の中で、印象に残ったものも。
準備段階で、既にそれぞれチームの個性が出ています。
Aチームは、まず、それぞれがプロジェクトマップをかくところから始めて、メンバーの共通する思いから、チームVISIONを探っていかれたようです。
Bチームは、まず、それぞれが目的をミニマップにかくところから始めて、それを共有して統合し、ヒント集の形にまとめていくことになりました。
このような複数人のチームでプロジェクトを進めていく場合は特に、私たちはお互いから影響を受けずにはいられませんし、影響を与えずにはいられないことを実感しました。
全員が別の組織のメンバー。別々のバックグラウンドを持つフラットな関係が、学びに対して相乗効果をもたらします。
今回、チームでのプレゼンテーションの準備にストレングスファインダーを活用するということで、下記をチームメンバーがそれぞれ書き出し、チームで共有しました。
・自分が最も力を発揮できる状況
・チームに貢献できること(もたらす価値)
・チームメンバーに求めること(ヘルプ&リクエスト)
・頼りにしてもらえること(任せてもらいたいこと)
私にとってはこれがとても深く印象に残りました。
これまでは、チームメンバーに対して、とても多くの内部対話を行いながら、探り探りコミュニケーションをしていました。
このアプローチをしたらこの人はどんな反応をするだろうか、快か不快か、この人は何を大切にしているだろうか、どういった話し方が響くだろうか、このアプローチは場の目的に寄与するのか、相手のこの反応は今何が起きているんだろうか、、、
内部対話にハマりすぎて、相手のことをどこまでキャッチできていたのか怪しいですね。
今回、お互いの強み弱みについて、あらためて共通認識を持つことで、チームの目的に対し、それぞれに対してどのようにコミュニケーションをすればいいかの指針ができましたので、非常にリラックスして、自然な役割分担で、とてもスムーズにプロセスを進めていくことができたように思います。
お互いの強みと弱みが分かっていると、プロジェクトのやり取りもスムーズに笑顔になることが増えるのかもしれません。
アイデア出しが得意な方のアイデアに基づいて、メンバーが活発に意見を出し合ったり、
目的という枠があることでガリガリ進める方に目的と期待していることをメンバーが伝えることで、ビシッと鋭い意見を差し込んでくださったり、
方向設定が得意な方が要所要所で方向付けをしてくださるおかげで、プロセスが迷子にならずに全体観を持ちながら、メンバーが同じ方向を向けたり、
ムチャ振りが得意な方がメンバーに縦横無尽にムチャ振りをしてくださるおかげで、自分の強みでより貢献できたり、いつもの自分以上にストレッチできたりなど、メンバーそれぞれが自分の持ち味を活かしていました。
笑顔と笑い声が本当にたくさんあって、メンバーの顔も心なしか生き生きと輝いてるようにも見え、素直に「みんな、すごいなぁ」と思えるプロセスでした。
これを経験したからこそ、自分の強みを活かさないことは損失であり、お互いの強みを活かすことは、確かにWin-Winにつながると思えます。
それぞれが自分の貢献できることでチームに貢献し、他のメンバーからのヘルプを自然に得ることで、チームのパフォーマンスが上がる実例を体験した気がします。
共有を前提としたメモ。マインドマップでアウトプットすると、直感的に理解しやすく、効率的。
また、プロセスを進めていく上において、空中戦をせず、アウトプットを紙に落としたことも効果的だったと、フェローの方からフィードバックいただきました。
短い時間で、発散と収束を区切って、積み重ねていきましたので、チームとしてアウトプットした紙が10枚以上になりました。
都度都度のアウトプットが視覚的に確認、共有できることで、チームとしての方向性をキープできたのではないかと思います。
これも塾から得た学びの活用事例の一つになっていると思います。
個人のプレゼンテーションの準備
この個人プレゼンのため、初回からの資料をざっくりと振り返りました。
すると、「ああ、こんなこともやってたんだな」とあらためて思い出すこともあり、思った以上にかなりたくさんのことを積み重ねてきたことを実感しました。
たくさんの学びや積み上げてきた実績、私たちは自分たちのVISIONにどれだけ近づいてきたのでしょうか。
この振り返りをすること自体が、反復となり、学習を強化しています。
これは、新しいパターンに馴染むことで、ツールを自由に活用できるようになるためのプロセスの一部であるのだと思います。
プレゼンの準備自体が、メタ思考を強化していることは、大変興味深いことです。
とは言え、自分がやってきたことをまとめ上げていくことは、それなりに時間とエネルギーがかかることだと思いますので、いただいたテンプレートを活用しながら、準備を進めていきたいと思います。
皆さんがどのような形で表現されるのか、本当に楽しみです。
プレゼンテーションのどのような構成が相手に響くのか、塾生の成果が出る学びをかたちえさんが熱くサポートしてくれます。
一日を終えて
色々とやったことは多かったはずなのですが、これまでで一番、時間が短く感じた日であり、同時に、笑い声が聞こえるスムーズな一日でした。
5カ月目ですので、参加者同士、ある程度打ち解けるのは自然なことですが、それだけでは説明できないたくさんの何かがあったように思います。
「みんなすごくリソースを持っているよな。それが発揮できるような形になればWin-Winだよな」とあらためて思えたことで、これから何を調整していくかを意識できそうです。
まずは、自分からですね。
次回はとうとう最終回です。
あと1カ月もありませんが、チームメンバーからの刺激をいただきながら、貢献できるところを貢献しながら、粛々と自分の成果に集中していきたいと思います。
塾生だけでなく、講師のまつかつさんもかなり笑っていたようです。
*受講生前川のセルフリーダーシップ2024養成塾体験レポート*
≪初回≫
【セルフリーダーシップ養成塾体験記:初回合宿】自分の解像度を上げる旅
≪2か月目≫
【セルフリーダーシップ養成塾体験記:2か月目】もっと深くストレッチするために
≪3か月目≫
【セルフリーダーシップ養成塾体験記:3か月目】現実を動かすツールを楽しみ尽くす
≪4か月目≫
【セルフリーダーシップ養成塾体験記:4か月目】成果を創る準備は整った!
≪5か月目≫
【セルフリーダーシップ養成塾体験記:5か月目】旅の終わりに向けて、ラストスパートです
あなたも、自分だけの「リーダーシップの物語」を紡ぎませんか?
これまでの卒業生の皆さんは、ご自身の能力を自然に発揮しながら多方面で活躍しています。
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