東京にある共創型コンサルティング会社「かたちえ」が「仕事」も「暮らし」も持続可能な形で発展的に「楽しく充実させたい」と願う人たちに向けた学びの場づくりとして続いてきた活動を「一般社団法人いろはこ」とし受け継ぎ、mindmap/マインドマップ、Udemy、経営マインドマップ、構造思考、組織学習、学習する組織、システム思考、ストレングスファインダー、フォトリーディング、トップリーダー養成塾など様々な講座・ワークショップ・セミナー情報など、クリエイティブな個人と組織を創出していく手助けになるためのブログです。

 

はじめまして

今回から、6ヶ月にわたるセルフリーダーシップ養成塾の体験記をお届けする前川と申します。

この夏から個人事業主として、メンタルコーチング事業を立ち上げました。しかしながら、会社員時代には対応したことのないコンセプトやサービスの組み立て、ライティング、ダイレクトな営業など、初めてや慣れないことばかりで、思考と行動がついつい止まってしまう状況に陥りがちです。そのような状況で、ご縁をいただき、今回、かたちえさんのセルフリーダーシップ養成塾に参加させていただくことになりました。

私は個人事業主として、一人で動かなければなりません。事業立ち上げのこの時期に、セルフリーダーシップを育み、自分をダイレクトにドライブすることは、自分にとって本当に必要なことだと思い、本講座に臨んでいます。

今回は、初回合宿(2日間)の様子をお伝えします。

まつかつさんが常にホワイトボードにマインドマップを書きながら、場が動いていきます。これは、自己紹介で伝える項目を記したもの。塾生は初めてでも自然にマインドマップに触れることができます。

初回合宿:自己解像度を上げる取り組み

合宿を一言で表すなら、「自分の解像度を上げる取り組み」だと感じました。
参加前は漠然としていた自分の方向性が、合宿を通じて明確なビジョンとして形になりました。
たくさんのA4用紙等でのアウトプット(2日で15枚ほど!)を通して、実際に後で見返せる内容になっていることもこの塾の特徴です。

また、行きたい方向性はあっても、そこに至るまでのプロセスが不明確でしたが、この合宿(でのアウトプット)を通じて、現在地とビジョンの間に、双方向から何度も橋をかけていく取り組みをしたように思います。

文字と図形を組み合わせながら、思考を形にしていく(ちえのかたち化、 それで「かたちえ」という会社名でもあるようです。)

多様なツールとメソッド

合宿では様々なツールやメソッドを体験しました。特に印象に残ったのは

・ストレングスファインダー

自分の無意識の強みを確認し、他の参加者との違いを認識する良い機会となりました。
あらかじめテストを受けたうえで5つの上位資質を参加者全員で表形式にして配布されます。

自分の強み、他の参会者の上位資質を対話を通して理解していくと、だんだんとしっくりくるようになってきそうです(千明さん曰く、専門家でも習熟するのに2年はかかるとのこと)。
このあと毎回実施するようなので、自分の取り扱い説明書がどんなふうに出来上がるのか、楽しみです。

・プロジェクトマップ

プロジェクトの全体像と必要な要素を把握し、重要なポイントを確認する新しい視点を得ました。
「どうやって取り組んだらいいかわからないテーマについて15分間で7つの観点に答えていくと、次の行動が見えてきて、動き始めることができる」という超便利(笑)なノウハウです。

これまで自分なりにいくつものプロジェクト的な取り組みはやってきましたが、この観点でプロジェクトを見ておらず、プロジェクトを進めるための、大きな力を得たように思います。
具体的な内容についても、お話できる範囲で紹介できればと思います。

・スケジュールマップ

カレンダーなどで一週間のシミュレーションはやっていたのですが、どんな一週間にするかをイメージで描くことで、文字だけでは得られない豊かな情報量を体感しました。カレンダーに予定を入れるのとは、全然違った経験でした。

これはまつかつさんの過去9年間ほどの緻密なスケジュール管理後に編み出した方法で、1週間、一ヶ月、毎日のテンプレートが配布され、塾生達は可能な範囲で毎週設計していきます。
マインドマップを非常に効果的に活用することにより「自分の1週間を自分でデザインする」ことができるようになるツールでもあるようです。

・ビジョンとロードマップ

三角形のロードマップは、長期的な視点とそれを支える要素を可視化するのに役立ちました。現在とビジョンの間をいろんな角度から掘り下げていくことで、段々と道のりができてきたように思います。
ユニークな形をしているからこそのアイデアが出たのだと思います。

・各種ワークシート

合宿で配布されたワークシートは20枚ほどでした。
どれもこの10年以上使われてきたとのこと。
様々な過去の塾生達の事例とともに、「書けば自分の目的に合致した取組み方がみえてくる」ものでした。

今後のワークシートもとても楽しみにしています。

InputとOutputのマップ。これが最初のワークでした(!)。「やってみないとわからないけど、やってみるとものすごく発見がある」。そんな取組みばかりで非常に面白く、そして疲れました(笑)。人によって、色の塗り方が全然違うのを目の当たりにできて本当に面白かったです。

 

大人がこんなに集中する姿って、普段なかなか見れませんが、この2日間では何度も目にしましたし、私自身も没頭してあっという間に一日が過ぎていきます。

プロジェクトマップの説明および実践の様子。まつかつさんが、塾生自身のテーマを一つ選び解説しながら自分自身でもリアルタイムでダイナミックにプロジェクトマップを描いていく姿が印象的でした。

 

プレッシャーとリラックス、そして動きがある場の魅力

合宿の場の雰囲気も印象的でした。

とにかく常にタイムプレッシャーがあり、集中をせざるを得ません。どんどん次の行動を促されますので、止まらず、動いて、動いて、動かされます。そこは、割とスパルタだと思います。

ただ、集中している時にはその集中と緊張感を保つように時間を柔軟に調整してくださったり、違うプロセスを挟んだり、グループシェアで緩和してリラックスすることで、繰り返し、何度も深く集中する経験をしました。頭は非常に疲れますが、これはなかなか一人では難しいことで、とても価値のあることだと思います。

また、参加者同士の交流が、単なるおしゃべりではありませんでした。これはまだ自分で言語化が難しいのですが、様々なバックグランドを持つ参加者の方が自分の話を集中して聞いてくださり、そこからフィードバックしてくださることで、新鮮な刺激と学びがありました。

参加者同志が、ただ横に座っている人ということでなく、通常の仕事ではお会いすることができない、本当に得難いリソースだったのは、貴重な体験でした。

利害関係の無い、バックグラウンドが別の方からのフィードバックは、とても貴重です。

初対面同士でも、話すことがたくさん出てくるのが面白い。安心安全の『場』だからこそできることなのでしょうか?

考えが視覚化されることで、初めて取り扱い可能になる。このダイナミックな体験も言葉にするのは難しい領域ですが、この半年間で言語化できるようにがんばります!

合宿を経て

参加前のエネルギー:30点

参加後のエネルギー:90点

時間が経つにつれて、密な時間になっていたというか、みんなの顔つきが変わっていったのが印象的でした。
(千明さんの話では半年後には別人の顔つきになる方もいるとのことで(この塾は別名<下家千明美容整形外科クリニック>とも言われているらしいです(笑))

2日目にはよりリラックスして笑顔も増え、同時に、様々なプロセスを経て、自己を再発見し、仲間との交流を通じて、それぞれがより自分のことに集中していくことで、場のエネルギーがさらに高まっていったように思います。

自家発火することで、火が成長しつつ、さらに周りから空気を送られて、火が成長していく感じでしょうか。これは、一人だけでは絶対になし得なかったものです。

これからの6ヶ月に向けて

6ヶ月後にどうなっているか、楽しみです。

今、頑張れよ。この取り組みも仲間も期間限定だから、今、頑張れよ」というメッセージを6ヶ月後の自分から受け取りましたので、この言葉を胸に、これからの養成塾での学びを最大限に活かしていきたいと思います。

次回の報告もお楽しみに!

 

 

事務局より

前川さん、ていねいな投稿をありがとうございます。
今後も前川さん自身の取組みを応援しながら、半年間を駆け抜ける塾生のサポートをしていきたいと思います。

当塾にご興味をお持ちいただけた方は、さらに詳しい塾の様子や卒塾生の声を集めた以下のページもぜひご覧下さい。

次回の募集についてのお問い合わせは、こちらからお待ちしております。