東京にある共創型コンサルティング会社「かたちえ」が「仕事」も「暮らし」も持続可能な形で発展的に「楽しく充実させたい」と願う人たちに向けた学びの場づくりとして続いてきた活動を「一般社団法人いろはこ」とし受け継ぎ、mindmap/マインドマップ、Udemy、経営マインドマップ、構造思考、組織学習、学習する組織、システム思考、ストレングスファインダー、フォトリーディング、トップリーダー養成塾など様々な講座・ワークショップ・セミナー情報など、クリエイティブな個人と組織を創出していく手助けになるためのブログです。

普通のサラリーマン生活を送るように見える小川さんだが、
トップリーダー養成塾に参加して人生が大きく変わったという。

小川さんにとってトップリーダー養成塾はどんな効果をもたらしたのか?

それはなぜか?

5期生の小川さんにお話しを伺った。

マインドマップが扉を開いた

トップリーダー塾との出会いはマインドマップが縁でした。
当時私は、副業でモノ書きをしていました。
頭の整理のためマインドマップが役立つと聞き、それを思考ツールとして使いたいと思ったのです。

そこでマインドマップのソフトを探したが、手ごろな価格のものがありませんでした。
あれこれ探すうちに、まつかつさんのウェブサイトに行き着きました。

まつかつさんは、マインドマップの入門講座を開講しており、
受講すれば無料でソフトが貰えると知りました。

「高価なソフトを講座付きで手に入れられる、これはお得だ!」と思い、その講座に参加しようと思いました。

マインドマップの入門講座には、事前アンケートがありました。
そこにあった「あなたの悩みは?」という問いが心に響いたのです。

思わず、沢山答えを書きました。それが後日、トップリーダー養成塾の受講に繋がって行きます。

アンケートを提出した後、まつかつさんから連絡があり、トップリーダー養成塾のデモンストレーションに誘われました。
興味があったので参加し、そこでプロジェクトマップを描きました。

その席上で、私はまつかつさんに「あなたは変わるよ」と言われたのです。

いや、本当はそう言われたのではなかったかもしれません。

でも、これは自分が無意識に受け取ったメッセージだったと思うのです。

2017年9月のマインドマップワークショップで小川さんが書いたマップ

それは閃きだった。

実際には随分迷いました。

トップリーダー養成塾はもともと企業の人を対象にしたセミナーで、個人にとって費用が高い上に、半年という期間は長い。

初めは、ビジョン合宿だけでいいと思っていました。

それでも、個人向けに開催される「月刊まつかつ」には参加していました。
(註、月刊まつかつは、2009年から2013年にかけて松岡さんが毎月開催(54回)していた勉強会が2017年に特別開催)

ある日、その懇親会の席上でのこと、

ふと気がつくと、まつかつさんと下家千明さんが
「さっしーが来るためにはどうしたらいいだろう?」と話し合っていました。
「絶対に来た方が良いよ」とは直接私には言わなかったけれども。

その時は、「(塾のプログラムを売り込む側の人のはずなのに)何を言ってるんだろう?」
と思いつつ、何かピンとくるものをモヤモヤと感じるだけでした。

数日後のオンライン面談で、そのモヤモヤをまつかつさんに打ち明けました。

するとまつかつさんは変革のプロセスを示す16枚図のうちU字の図を指して
「今はプロセス変革(イノベーション)の旅の途中。
その混沌をくぐり抜けた先にこそ、今までにない世界がきっと見えるはず。」
というような事をおっしゃった。

その時閃いたのです、「自分は変わる!」と。

そして、塾への参加を決めました。

どうしても変えたい自分がいた

トップリーダー養成塾に来る前は「思考がねじ曲がっていた」(小川さん)。

自己中心的に世の中を見ていて、自分に都合の悪いことはすべて他の人や自分の外に原因があると思っていました。

自責ではなく、他責です。

私は、4−5歳の頃からバイオリンが好きでした。
しかし、練習が嫌で中学3年生の時に一旦止めました。

今から考えると、
その時にバイオリンという自分の軸を失い、
他のものを軸に仕立て上げたのだと思います。

元々化学の勉強が好きだったので、
バイオリンの代わりに化学に夢中になろうとしていました。

それは、後から自分が頭で付けた生きる理由でした。

軸がずれていると、その人は人生に言い訳しながら生きていくことになります。

自分を信じていないから、自分は正しいという理屈を自分の外部に探す。

問題があったときは、環境のせいにする。
これでは、自分にも人生にも満足のいくわけがありません。

そういう自分をどうしても変えたかったのです。

トップリーダー養成塾5期 ワークショップの様子

迷いの先に変化が!

トップリーダー養成塾では次々に課題が出ました。

自分は言われたことを沢山やっているのだから、絶対に効果を出したいと思いました。

しかし、果たして効果はいつか出るのか?

なにせ私は、スケジュールマップを描いても守らない。

プロジェクトマップは毎回同じことを描いている。

これでいいのか?
自分はこれからどうなっていくのか?

初めの3ヶ月間、こんなことを考え続けていました。
それでも塾を止めたい、逃げたいとは思いませんでした。

変化のきっかけは3ヶ月目のペアコーチングでした。

これは、ペアになって、互いに聴き合い、書き合うワークです。
驚いたことに、私とペアを組んだOさんは私の描いたプロジェクトマップを見て、色々なことに気付いていきます。

Oさんの言葉から多くの気づきを得ました。

Oさんの言葉がスルスルと私の脳みそに入り、
それまで抽象的だった私のビジョンが、言葉になってポッと出て来たのです。

「会話の力はストラディバリウス(バイオリンの名器)を超える!」と思ったものでした。

まつかつさんのよく言う、
「相手の脳みそを借りる」とはどういうことか、この時体感しました。

「全部ひとりでやらなくて良いんだ!」
——この気づきは大きかったです。

そして、まつかつさんも凄いが、自分のまわりの人々も大切だと気付いたのです。

きっと宇宙まで行く!

塾の後半の変化には自分でも驚きました。

Visionに関連付くことが起こり始めました。

自分を取り巻く多くのものどうしの繋がりが分かってきました。

やりたいこと、やりたくないこと、

全部が繋がってきました。

自分のエピソードが統合されてきたのです。

それは、入ってくる情報のとらえ方が変わったからだと思いました。

「この繋がりはきっと宇宙まで行く!」

私の場合、まつかつ塾は過去を味方につけるプロセスでした。

その結果、心に少しだけスペースが出来たのです。

私は今、バイオリンと以前よりも高い次元でつきあうようになりました。

バイオリンにも次世代の楽器が必要だと思います。
ところが、それはまだ出て来ていません。
私は、その歴史の滞りを取り除きたい。

その一つの手段として、私の好きなバイオリンと専門分野である化学を統合したアイデアを出せないかと考えています。

人生の舵を自分に取り戻そう

トップリーダー養成塾を通じて、私は主体性を取り戻しました。

人生の舵を自分の手に戻したのです。

ここには、本音を言わなければならない場ができている。

具象、抽象思考をワークで繰り返す。

それによって、脳みそが掻き回される。

それが大きな効果をもたらしたのです。

それは、私一人に起きたことではありません。

塾に参加している人が皆、それぞれの人生の場で成長したのです。

手を抜く人は誰もいませんでした。

その結果、塾というコミュニティ全体が成長したのだと思います。

TL養成塾6期のワークショップにて~OB発表時の小川さん~

小川さんから読者へのメッセージ

もしかしたらあなたも、昔の私のように、自己中心的に世の中を見て、物事を捉えてしまっているかもしれません。

つまり、

・自分の悩みの原因を外部の何かのせいにしている
・でも何となくこのままじゃいけないと思っている

こんなモヤモヤを無意識レベルで抱えたまま、何気なく日々を過ごしているかもしれない、ということです。

そんな人にこそ是非、トップリーダー養成塾に参加して欲しいと思います。

何気ない暮らしの中でも、きっと本当は自分の人生を生きたいと、心の奥底では思っているからです。

今思うと、私は初回のVision合宿でビジョンを描いた時から、人生がじわじわと進み始めたのだと思います。

墓場まで持っていきたかった過去のトラウマに、未来へのヒントがありました。

そのトラウマを克服していくこと、好きなことに没頭していくこと。

この陰と陽、二つの力を統合すると、人生がパワフルに前進します。

と言うよりも、見える世界が変わります。

もしこの記事を読んで、「何かピン!」と感じるものがあれば、思い切って塾に飛び込んでみるのも良いかもしれません。

まずはVision合宿だけでも、参加してみてはいかがでしょうか?

【取材を終えて】
小川さんは、トップリーダー養成塾で「過去の自分を今の自分の味方につけた」と述懐する。
何と強い言葉だろう!迷いはあっても、思い切って塾に飛び込み、塾で懸命に学び、考えてきたからこそ、そう言えるまでになったのだと思う。
本気で人生を変えようと考える人に、トップリーダー養成塾は真正面から応えてくれる。
この塾を人生の何かの契機にするもしないも、あなた次第だ。

まつかつさんとそのチーム、そして小川さんのような塾の卒業生たちは、そんなあなたをいつでも待っている。
(聞き手、執筆:栗崎由子/トップリーダー養成塾6期塾生)

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