東京にある共創型コンサルティング会社「かたちえ」が「仕事」も「暮らし」も持続可能な形で発展的に「楽しく充実させたい」と願う人たちに向けた学びの場づくりとして続いてきた活動を「一般社団法人いろはこ」とし受け継ぎ、mindmap/マインドマップ、Udemy、経営マインドマップ、構造思考、組織学習、学習する組織、システム思考、ストレングスファインダー、フォトリーディング、トップリーダー養成塾など様々な講座・ワークショップ・セミナー情報など、クリエイティブな個人と組織を創出していく手助けになるためのブログです。

「等身大の」目標設定研修策定 〜経営後継者研修より〜

経営後継者

今年も始まりました。
中小企業大学校の伝統ある研修 経営後継者研修。

今期は第39期。
真の経営後継者となるべく、研修生たちはここで10ケ月を過ごします。

弊社MatsuKatsuでは全体のCLO(チーフラーニングオフィサー)
LM(ラーニングマネージャー)として、
10ケ月間、研修生の学びを深めることができるよう、
目標設定やマインド、学びの振返りなどを支援しています。

代表の松岡は、30期(正確には29期の後半)から
10年間にわたり並走していますが、
特にここ数年は、変化するさまざま価値観や多様性を目の当たりにしています。

ゆとり世代の台頭、時代の変遷の中での経営者が求めることと
若き経営後継者が考えることのギャップ、
高度経済成長期とはまったく異なる情報化社会での、
あるいは成熟した社会でのこれからの会社のあり方、自分のあり方等。。。

良い悪いではなく、
あきらかにこの5年くらいは研修に参加する経営後継者たちは10年前とは異なっています。
実感として。

 

そんな今期のテーマは、「等身大」

これは、非常に深い言葉であり、事務局との幾多ものやり取りと、
今の経営後継者研修受講者に我々が提供できるものを考えた際に出てきた言葉です。

「じゃあ、等身大かつ10ヶ月間機能する目標設定研修を作りましょう!」

とは言ったものの、そして覚悟をしていたとはいえ、
完全にゼロベースの研修を作成することとなりました。

今までの研修では恒例だった マインドマップ を封印し、
(しかし実は今期が最もマインドマップへの感度が高かったという事実(笑))

その研修作成のプロセスについては 松岡のFacebookに記載がありますが、

いずれにせよ、直前まで検討に検討を重ね、
マインドマップを一切使わずに、
等身大かつ自分自身を最大限ストレッチさせる構造と内容を完成させ、当日を迎えました。

実際の内容は下記のようなアウトラインになります(初日内容)。

10ケ月をどう過ごすのか
その先の未来をどう描くのか、
そしてどんな経営者を目指すのか・・・

生まれたときから背負っている人生を
どう自分の人生につなげていくのか。
ひと言では、到底語れるものではありません。

そんな彼らと一緒に、一番最初に向きあう「目標設定」を
自ら成し遂げたくなる未来を1日半かけて作りました。

身体(五感)を全て駆使し、
浮かび上がった未来をプロトタイピング。

ここまでのプロセスで、過去のリソースをフル活用するためのワークを実施し、
あたらしい自分に向かうために、あたかも「U」の字のように、
過去を超えるために潜り、そして、未来へ一歩進む!!!
(上の写真はまさにその瞬間です)

その後、心と頭と手を使ってカタチを作りました。
そこには、かれらの過去のリソースから、現在と未来につながる
様々な想いがつまっています。

そこから、
言語化するプロセスで一気に言語化し、

さらに、

理想と現状をとあるフォーマットで文章化することで、
あらら不思議、勝手に自分の内側からやるべきことが沸き起こってくる、
というステップを踏んで、具体化をしてきました。

このあと、さらに具体的な詰めをしたのは二日間開けた午前中。
その内容についても別途記述できればと思っています。

 

最後は全員の前でプレゼンテーション。

素晴らしかった!!!

緊張した研修生もいましたが、
それぞれが悩み葛藤しながらも、自分しかできない10カ月の仮想地図を手にし、
これからの日々を積み重ねていきます。

 

これからいよいよ本格的な研修や実習が始まります。
覚悟を決めた彼らを心から応援しています。

 

ps
内容を大刷新したうえでの2日目の朝、松岡のFacebook投稿より。
渾身の・・・・産みの苦しみならぬ、産みの楽しみ。
相当なエネルギーだったようです。

何よりも、<探索>は、我々の取組みのベースなのでした。

今朝は早くからこちらに。コンテンツを産み出す行為にはエネルギーがいるのだ。

松岡 克政さんの投稿 2018年10月11日木曜日

 

過去10年間の関わりや、取り組みについても記載しています。